2024.9.27

ペットボトルリサイクルのための正しい分別方法


ペットボトルは日常生活の中で非常に便利なアイテムですが、使用後に適切に処理されないと環境に大きな負担をかけてしまいます。

リサイクルは、限りある資源を守り、持続可能な社会を築くために重要です。

この記事では、一般家庭でのペットボトルの正しい分別方法についての紹介を致します。

大蔵屋商事では清涼飲料業界のプラスチック資源循環宣言に基づき、専用リサイクルボックスの設置を促進し、ペットボトル容器、アルミ、スチール缶のリサイクルを実現していますが、専用リサイクルボックスと一般家庭での分別方法には目的に違いがありますので大蔵屋商事の取り組みに関しては別の機会にご紹介させていただきます。

 

ペットボトルとは?

 
ペットボトルの原料は石油からつくられるポリエチレンテレフタレートと呼ばれる樹脂になります。英語でPOLY ETHYLENE TEREPHTHALATEと書くため、その頭文字をとって「PET(ペット)」という名称になっています。この素材は軽量で強度があり、透明性が高いことから、飲料容器として広く利用されています。
ペットボトルはリサイクルが可能なため、適切に分別することで新しい製品へと生まれ変わることも可能です。

 
【リサイクルされたペットボトルから生まれ変わる主な製品】

衣類
ポリエステル繊維として再加工され、Tシャツやジャケットなどの衣類に生まれ変わります。

建材
建築資材や断熱材として利用されることもあります。

ボトル
再び新しいペットボトルとして製造されます。全国清涼飲料連合会によると、2019年時点では、ボトルtoボトル比率が12%にとどまっていますが、2030年までに50%を目指すと宣言しています。

 

 
これらのリサイクル製品は、資源の循環を促進し環境負荷を軽減する役割を果たしてくれます。
ペットボトルを適切にリサイクルすることで、埋立地への廃棄を減らし、プラスチックごみの問題も軽減できます。
また、リサイクルによって新たな原材料の採取が不要になり、資源の節約につながります。
持続可能な社会の実現には、リサイクルの推進が不可欠ですね。

ペットボトルの分別方法

1. 中身の洗浄
ペットボトルの中に残った飲料は、リサイクルに悪影響を及ぼすことがあります。
特に、ジュースや乳製品が入っていた場合は、洗浄が欠かせません。
中身を完全に取り除くことで、リサイクル工場での処理がスムーズになります。
洗剤を使う必要はありませんので、軽く水洗いするだけで大丈夫です。食器を洗った後の残り水なども活用できます。

 

 
2. ラベルやキャップの取り外し
ペットボトルをリサイクルする際には、まずラベルやキャップを取り外すことが重要です。
ラベルやキャップは素材が異なり、キャップはPP(ポリプロピレンなど)、ラベルはPS(ポリスチレンなど)でできているため、ペットボトル本体と分ける必要があります。

ペットボトルは専用のリサイクルプロセスがあり、品質の高い再利用が可能ですが、その他のプラスチックが混入する事でリサイクルの品質が下がってしまう事を防ぐ目的があります。

取り外したキャップやラベルは、お住まいの自治体のルールを確認し処理しましょう。

 

 

リサイクルを行う際には、地域ごとに資源回収システムが違う為、分別のルールが異なりますので、ご自宅の自治体公式ウェブサイトなどで、正しい分別方法を確認することが大切です。

各自治体は予算や回収体制に基づいて、分別方法を独自に設定しています。
また、リサイクルのインフラや処理施設の違いも影響します。

例えば、多くの自治体では、ペットボトルとキャップ、ラベルを別々に回収することでリサイクル効率を高めていますが、他の地域ではラベルを付けたままで回収に出すことを推奨する自治体や、ペットボトル本体を潰さずに出すことを推奨している自治体もあります。さらに、住民の意識や地域の環境政策に応じて、分別のルールが変わることもあります。このような理由から、ペットボトルの分別方法は自治体によって異なるのです。正しい分別を行うためには、各地域の指示を確認することが重要です。

もっと詳しく知りたい方は、 PETボトルリサイクル推進協議会(外部サイト) のHPをご覧ください。

最近では、ラベルに印刷したQRコードを利用したリサイクル情報の提供も増えており、スマートフォンでアクセスできるようにもなっていますので確認してみてください。

まとめ

ペットボトルのリサイクルは、私たちの生活に欠かせないプロセスです。
正しい分別方法を理解し、地域のルールを守ることで、リサイクルの効果を最大化することができます。
環境を守るために、ペットボトルの正しい分別を実践しましょう。

環境問題に真摯に向き合っている大蔵屋商事グループは、今年で60周年を迎え、長い歴史を持ちながらも常に進化を続けています。

時代の変化に合わせつつ、社会と環境への責任を果たす為、SDGs目標の達成に向けて取り組んでおり、省エネ型自動販売機や災害対応自動販売機、ユニバーサルデザインに対応した自動販売機など、様々な機材を取り扱っています。

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(提供:大蔵屋商事)